特集 小児の給食
栄養部における小児食の扱いかた
伊藤 きよ
1
1東京慈恵会医科大学付属病院栄養課
pp.29-34
発行日 1969年5月1日
Published Date 1969/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203635
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
小児給食の問題点
子供はおとなを縮小したものでないといわれるとおり,その時期,すなわち1.新生児期(生後2週間まで)2.乳児期(満1歳まで)3.幼児期(満6歳まで)4.学童期(満12歳まで)に応じ,子供の身体精神の発育を促進させるため,十分な栄養を与え,健全な生成をさせるため,適切な給食をしなければならないことはいうまでもない.したがって,おとなの食事を少なくして与えればよいというものではない.
小児だけを専門に扱っている病院では問題にならないが,総合病院で小児の給食を適切に実施する場合,おとなの食事と違って,調乳・離乳食・幼児食・小児食,またそれらの治療食と区分して,適切な給食を実施するためには人手をふやさねばならない.
Copyright © 1969, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.