特集 手術室における看護
救急手術のための看護勤務体制
松村 はる
1
1慶応義塾大学病院
pp.37-40
発行日 1968年12月1日
Published Date 1968/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203513
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はじめに
近年交通の発達とスピード化,建築の高層化,工場などにおける高度の機械化など,まことに目ざましい進展がみられている。これらの事故防止については,交通安全,あらゆる面での災害防止などと,それぞれの職域においてはもちろん,都市また国をあげての努力にもかかわらず,事故は増加の一途をたどっている。
当然のことながら,これらの事故によって生じた患者については,多岐にわたる医療が行なわれているが,放置すれば急激に悪化すると推測されるもの,またただちに手術を行なわなければ生命に危険を及ぼすと診断されるものなどについては,昼夜を問わず中央手術室において緊急手術が行なわれているのである。
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