第17回日本病院学会臨時増刊号 一般演題の部
5月26日(第3日)演題50〜78
50.摂取量調査による流動食の再検討,他
古屋 いと
1
,
川島 みどり
1
,
石丸 美枝
1
1日赤中央病院
pp.42-55
発行日 1967年10月20日
Published Date 1967/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203201
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私たちは看護婦の立場から,扁摘手術後の小児患者の食事摂取量を調査した。その結果,流動食の摂取状況について得たデータを通して,流動食のあり方について考えてみた。
調査対象は,昭和38年から40年までに扁摘手術をした5〜12歳の小児256名(延べ858食)についてである。この調査によって配膳された流動食のうち,重湯,くず湯については平均80%以上のものが摂取せず,スープは61%のものが摂取していないことがわかった。また,果汁,牛乳では逆に摂取したものの方が非摂取のものよりずっと多くなっている。
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