第17回日本病院学会臨時増刊号 壁発表の部
5月25日(第2日)
1.病院と地域社会殊に広域医療体制—基幹院病としての当院の活動を中心に,他
奥田 幸造
1
1石川県公立能登総合病院
pp.57-63
発行日 1967年10月20日
Published Date 1967/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203202
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地域社会とくに専門医療機関に恵まれない地方における所謂医療センターとしての基幹病院の使命の重要性は,いまさらいうまでもないところであるが,とかく大病院ほど地域社会との融然と溶けこんだいわゆる親しみのもてる度合が薄い傾向にある。一方,市町村立の地方自治体病院は,最近,病院改築ブームにあるが,対象人口の規模を超えた病院の競合が見られるが,各々の特徴を生かした合理的な病院連繋による緊密化を図るべきである。とくにわれわれの能登地方のように医師不足で僻地の多いところでは,有無相通ずる対策すなわち基幹病院を中心とした広域医療体制が渇望される。今,基幹病院としての当院の活動を中心に実態を報告する。
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