特集 放射線部のあり方と問題
国立がんセンターにおける放射線部の現状
梅垣 洋一郎
1
1国立がんセンター放射線部
pp.38-42
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203031
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はじめに
病院の近代化が急速な勢いで進行している現在,その中心となる診療部門の一つは放射線部である。国立がんセンターの場合はその対象が主として悪性腫瘍であるので,特に診断治療において放射線部の重要性が高い。日本では中央放射線診療部の歴史が浅くて理想的に運営せられている病院が少ない。国立がんセンターの構成や運営もけっして理想的なものではないが,約4年半の経験を経た現在ではそれなりの形をなしていて,読者諸賢の御参考になる点もあろうと思われる。
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