病院管理講座 実務編・2
事務管理(Ⅱ)—外来受付業務
高橋 元吉
1
1浜松医師会中央病院
pp.81-85
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202063
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.外来医療事務の分化
従来我国の病院における外来の機能は,医師の診療活動を中心として,総ての行為が確立されていたが,医療の専門分化の進歩,社会保障制度取扱上における複雑性,外来患者に対するサービス,外来機能発揮上の能率化,などの諸要件によって,診療業務,看護業務,医療事務,などを分業化し,総合的に専門化する必要性が生じたわけである。従って,これ等の業務中医療事務については,従来診療,看護部門でそれぞれ各所で同種事務を取扱っていたことがらを,集中化して,能率的にしかもサービスの向上を計るべく確立された業務であるといえる。
Copyright © 1963, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.