--------------------
病室の分け方と患者の人間関係
栗原 嘉一郎
1
,
富田 寛志
2
,
結崎 東衛
3
1大阪市立大学工学部
2大阪市立大学工学部上大学院
3日建設計工務K.K.
pp.181-191
発行日 1962年3月1日
Published Date 1962/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201895
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.はじめに
病棟は医師・看護婦にとって医療および看護の場であることはいうまでもないが,同時に患者にとっては24時間の生活を営む場所であることも確なことである。したがって病棟のあり方を考える場合には,その両方の面から考えていくことが基本的にたいせつなことといえよう。
ひとくちに病棟といっても,看護単位の大きさの問題からナースステーションをはじめとした一連の作業室の問題に至るまで,いろいろな問題をもっているが,今ここでは一つの病棟の中で病室をどのように分けまたどのように組み合わせるかといった問題にしぼって考えてみたい。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.