グラフ
看護婦寄宿舍と看護学生寮
pp.343-349
発行日 1960年5月1日
Published Date 1960/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201655
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看護婦と寄宿舎という言葉は、対句のようである.これは世界的でもありまた歴史的でもある.この頃では、この対句に対して看護婦は懐疑的であるという.物言わぬグラフは敢てこれを批判し、または同調もしないが、佳き寄宿舎の現実の面を描こうとして、心と身体との憩いの場となる寄宿舎を探し求めた.「幸福な人にして、はじめて気の毒な人々の世話が出来る」ということが看護婦寄宿舎についても言える.
看護学生の生活は、全寮制度である,日本の徒弟制看護婦養成方法が新制度の看護教育にかわって、寮生活は教育の一環として個人完成の教育に成功した.
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