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藥局の適正業務に関する研究(第1報)—藥剤科業務内容の実態調査
正井 英一
1
,
尾原 実
1
,
中谷 健治郞
1
1国立大阪病院薬剤科
pp.29-37
発行日 1956年1月1日
Published Date 1956/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201055
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目的
藥剤科の業務については,従来屡々人員特に藥剤師の不足,事務量の過剰,設備の不足等が訴えられて来たが,これ等の基準となるものには"医療法の1日80剤に対し藥剤師1人""日本藥剤師協会:剤の基準""同:病院藥局藥剤師定員基準案"等あるのみで,病院によつては実状に即さない点も多々あり,仲々満足し得ない現況である。
特に我々国立病院藥剤科の業務には他病院のそれと相違する点も多いので,国立病院藥剤科の業務を円滑に運営し適正に管理して行くには,先ず国立病院の実情に即した,実施の可能性ある基準が出来て,初めて互に正当な比較も出来又改善も出来るのである。
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