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アメリカ病院藥局の概要(その2)
原 祿郞
pp.27-29
発行日 1951年4月1日
Published Date 1951/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200308
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塗裝と採光
藥局の床は平坦で容易に清潔にされ且耐酸性である可きであり彈性ゴム,アスフアルト,タイル,リノリユームが適して居ります。又滅菌室,製劑室の床は平坦且防水性であり排水設備が必要であります。壁はペンキで塗裝され,平坦な表面で明るい色で等しく仕上げられるべきであります。又陳列棚の仕上げや,同一品は白色に塗裝さるべきであり,然して採光と換氣とは必須條件であります。調劑臺,貯藏棚は日光の良く當るところに陳列し,又通風窓のすだれは必要であります。螢光燈は調劑臺の上に取りつけられる可きでありその場所は確かに充分な光を必要と致します。電氣のさしこみ口は,調劑室滅菌室共に必要であり,調劑室では藥品を溶融する位置,混合器の位置,滅菌室では混合器,壓力ポンプの位置に準備すべきであります。又ガス出口は作業臺の場所に必要であります。
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