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Dr. Hara's Recordtape
原 素行
pp.47-48
発行日 1954年1月1日
Published Date 1954/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200758
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畏友守屋博君は病院管理学の專門家であるが,私は現在の病院管理者として現場監督の立場にあつて,寧ろ管理学という方面ではアマチユア的な在存である。アマチユアという者は「学」が足りないから時々ドグマに陷つても自らそれに氣がつかないものである。そのような時には皆樣からお教えをお願い致したい。
守屋君は大乘的見地から病院管理の詳しい解説を行われたが,その言は一々基本に触れ,その声は余韻錚錚として,総ての病院の隅々まで響き渡つて病院合理化の爲めに貢献する処極めて大であつた。私は現場監督としての立場から氣がついた事,困つた事,困りそうな,等々を少しく書いて見たいと思う。要するに「病院の悩み」とか「病院長の悩み」とでも云うことになりそうである。
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