連載 病院機能分析の実際・3【最終回】
様々な診療機能比較分析
森脇 睦子
1
,
伏見 清秀
2
1国立病院機構本部 総合研究センター 診療情報分析部
2東京医科歯科大学大学院 医療政策情報学分野
pp.740-743
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102620
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これまでの2回の連載では,「地域患者シェアと診療圏分析」と「診療科ベンチマーク分析」を示し,地域における自院の位置づけを把握すること,自院の課題をマネジメント単位である診療科で取り組むことの重要性を述べた.
今回は,診療機能分析から見える「病院の効率化」と「病院が受け入れている外来患者像」について示す.診療機能分析は,「効率的な医療を提供しているか」「複雑な疾患への医療を提供しているか」「手術や化学療法をどのくらい実施しているか」「地域との連携が進んでいるか」「二次医療圏外から受診している患者はどのくらいか」といった視点から,自院を特徴づけている要因を把握し,さらに,病院全体,MDC別,診療科別,領域別,4疾病別と詳細化していくことにより,病院の特徴をより深く把握するものである.
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