特集 病院の経営統合
巻頭言
猪口 雄二
1
1医療法人財団寿康会
pp.513
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102559
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
近年,中小規模を中心に病院数は減り続けており,その原因として,廃止,診療所化,倒産などが挙げられる.一方では,吸収,合併などの経営統合による病院のグループ化が広がっている.
病院のM&A(合併,買収)というと,経営の行き詰まり,継承者不在,そして悪徳ブローカーの存在など,負のイメージが強い.しかし,様々な方法で経営を統合しグループ化することは,資金調達力の強化,経営の効率化,人材の育成と供給など,多くの利点も存在する.今後さらに厳しくなると予想される病院の経営を考えると,経営統合の推進は避けられない道ではないだろうか.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.