特集 病院と日本復興
2025年の病院のあり方を考える―全日本病院協会「病院のあり方に関する報告書2011年版」より
徳田 禎久
1,2
1社団法人 全日本病院協会/病院のあり方委員会
2社会医療法人禎心会
キーワード:
医療圏
,
地域特性
,
病棟別機能分化
,
臨床指標
,
情報化
Keyword:
医療圏
,
地域特性
,
病棟別機能分化
,
臨床指標
,
情報化
pp.38-42
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102177
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全日本病院協会(以下,全日病)における医療提供に関する検討は,1998年に発足した「中小病院のあり方に関するプロジェクト委員会」にて始まり,成果が報告書にまとめられた.その後,継続するケアとしての介護にまで検討は及び,2000年からほぼ隔年で「病院のあり方に関する報告書」として発刊してきた.
これまで「病院のあり方に関する報告書」では,理想的な医療の提供のために①正確な疾病調査,②地域特性をふまえた一定人口ごとの医療圏の設定,③急性期から慢性期,さらには介護まで切れ目ない継続したケアの提供,④提供体制を維持するための科学的な報酬体系の確立,⑤国民の信頼を得るための質向上の取り組み,の重要性を繰り返し示してきた.
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