特集 検証 平成22年度診療報酬改定
【平成22年度改定による収入の変化】
全日本病院協会「病院経営調査報告」から見える影響
西本 育夫
1,2
1全日本病院協会 診療報酬委員会
2横浜メディカルグループ本部 事務局
キーワード:
全日本病院協会「病院経営調査報告」
,
民間病院
,
収支率
,
一般病棟入院基本料
,
地域格差
Keyword:
全日本病院協会「病院経営調査報告」
,
民間病院
,
収支率
,
一般病棟入院基本料
,
地域格差
pp.964-969
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101841
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全日本病院協会では毎年「病院経営調査」を実施している.平成22年度診療報酬改定では医科で+1.74%(約4,800億円増),全体改定率も+0.19%(約700億円増)と10年ぶりにネットプラスとなった.この10年間,全日本病院協会の病院経営調査上,改定年は経営が悪化し翌年には調査協力病院の経営努力により辛うじて経営が改善する傾向が見られた.
本稿では今回(平成22年度)の改定が調査協力病院にどのような変化を与えたかを報告するとともに改定の影響を考察する.
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