特集 社会的責任(CSR)が問われる病院
【座談会】病院のあり方と社会的責任
浦田 治男
1,2
,
村上 克己
3
,
邉見 公雄
4
,
徳田 禎久
5
,
神野 正博
6
1住友生命保険相互会社
2住友病院常任幹事会
3財団法人住友病院
4赤穂市民病院
5医療法人禎心会病院
6特定・特別医療法人財団董仙会恵寿総合病院
pp.459-467
発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100022
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本座談会では,企業立の病院である住友病院より村上克己氏,その母体である住友グループの運営委員会委員長会社の住友生命より浦田治男氏に出席いただき,企業の CSR の視点と病院運営についてうかがった.さらに自治体病院のあり方検討委員会座長の邉見公雄氏,全日本病院協会・病院のあり方委員会委員長の徳田禎久氏も交えて,恵寿総合病院の神野正博氏の司会のもと,社会において病院の果たすべき責任CSR(Corporate Social Responsibility)について議論いただいた.
神野(司会) 昨今,CSR という言葉を耳にしますが,これは,企業にとってその存続をも左右する重要な視点になってきました.某自動車メーカーの例を挙げるまでもなく,企業が果たすべき責任を果たさなかった時には,消費者即ち顧客からも,社会からも大きなしっぺ返しを食らうということが多数起こっています.
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