連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・36
―技術・技能以前の課題雑感(3)―拉致車 楽 ユーモアセンス
鉄郎
1
1NPO法人アットホームホスピス
pp.738-739
発行日 2010年9月1日
Published Date 2010/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101785
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「そういう市民ムーブメントが,僕の町には起きている」と,前回を結んだ.今回は2人の市民活動家の「ことば(発言)」を中心に綴る.
日中に老人が姿を消す町
ある講演会で「デイサービスの送迎車は,さながら拉致車のよう」と語る市民活動家がいた.兵庫県西宮市で認知症患者さんやその家族を介護保険の枠外で支援する,NPO法人理事長のMさんだ.一瞬,それが何を意味するのか理解できなかった僕だが,そのことばは会場の共感を呼び起こした.
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