特集 災害と病院
災害と情報管理
宮本 正喜
1
,
平松 治彦
1
1兵庫医科大学 医療情報学
キーワード:
阪神・淡路大震災
,
福知山鉄道事故
,
災害時マニュアル
,
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン
Keyword:
阪神・淡路大震災
,
福知山鉄道事故
,
災害時マニュアル
,
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン
pp.452-456
発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101711
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早いもので,阪神・淡路大震災から15年が経過した.死者6,434人,負傷者33万3,109人,第2次世界大戦以降,日本で最も大きな災害であった.その後も大規模地震は何度と起こり,また,JR福知山線脱線事故のような鉄道災害も発生している.世界に目を向けても,アメリカ南部,インドネシア,ハイチ,チリなど世界のいたるところで水害や大規模地震が起こっている.
現在,インターネットや携帯電話などIT・通信機器が発達し,こうした情報化の進歩は特に都市部で著しい.しかしその反面,阪神・淡路大震災では,都市機能だけでなく,都市部の情報機能もダメージを受けていた.本稿では,当時行ったアンケート調査や通信の状況に基づき,災害時の情報管理について述べる.
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