連載 鉄郎おじさんの町から病院や医療を見つめたら…・30
―男の料理教室 ちょっくらつまみ食い(3)―病が食生活を見直させる
鉄郎
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1NPO法人アットホームホスピス
pp.226-227
発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101660
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がん末期で食べ物がのどを通らなかった妻.彼女とセカンドオピニオンに行った帰り道,あるレストランに入ったら,食べられないはずの患者がスパゲティを一皿たいらげた.その時,料理教室を始める運命が決まったのかもしれない.
『食べるとは練習である』
上の小見出しは料理評論家「いのちのスープ」で知られる辰巳芳子さんのことば.
「練習」というのは,いったいどういう意味であろうか.
まず,食材そのものの味を知る練習がある.
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