連載 病院管理フォーラム
薬剤管理指導記録・3
POS・クリニカルパス統合型記録〈実践編〉脳血管障害治療薬
宮崎 美子
1
Yoshiko Miyazaki
1
1総合高津中央病院薬剤科
pp.249-251
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100788
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わが国の死因の第3位は脳血管障害であり(平成14年人口動態統計より),生活習慣病としてその健康管理が重要な疾患である.CT スキャン,MRI など診断技術の著しい進歩から,脳梗塞や脳出血は,発症間もなく適切な治療が行えるようになったが,いまだ死亡率は高く,また,再発が多いのも事実である.脳血管障害既往の患者では,特に再発予防が治療の最重要課題となる.
本稿では,脳梗塞発症直後の治療を経て,維持治療に入る際の薬剤管理指導を行うための POS とクリニカルパス(以下パス)との統合型記録を紹介する.
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