連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第104回
みやぎ県南中核病院―病む人への優しい心づかいに満ちたエコ・ホスピタル
高橋 公雄
1
1株式会社LAU公共施設研究所
pp.512-518
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100635
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透明な設計者選定―公募型プロポーザル
みやぎ県南中核病院の建設に当たって特筆すべきは,設計者の選定方法として,指名方式ではなく公募型プロポーザルが採用されたことである.設計者選定の透明性・公平性の確保が図られ,応募者の資格条件を極力付けないこととしたが,病院建築の特殊性から過去10年間に200床以上の病院の設計・監理を行っている条件が付された.
応募は18案に上り,建築計画の専門家を中心に,医療施設計画,医療関係の各分野の専門家による審査委員会で公平かつ客観的な審査が行われた.結果,当社案が最優秀案として採用された.審査内容の講評と,全応募案を登載した記録集が刊行され公表されている.
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