特別座談会
看護職専任副院長の役割と機能
吉田 三郎
1
,
天野 和雄
2
,
広瀬 チワ子
3,4
,
井部 俊子
5
1羽島市
2羽島市民病院
3前羽島市民病院
4羽島市社会福祉協議会
5聖路加看護大学
pp.399-401
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100612
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井部 羽島市民病院では,看護職が専任で副院長を務めています.副院長を看護職が務めるケースは,今では,それほど珍しいことではなくなってきましたが,副院長として専任しているケースはあまりなく,しかも自治体立の病院であることに興味を惹かれました.さらに現在は,副院長が1人と聞きました.まずは,広瀬さんを副院長に抜擢した経緯を市長におうかがいしたいと思います.
看護職を専任副院長に
吉田 当初は院長1人,副院長2人という体制だったのですが,昨年の6月に副院長が1人退職して,結果的に現在の副院長1人体制になったのです.看護職を副院長にした理由は,ただ単に医師の指示の下に働くというかたちではなくて,副院長として経営面に参画したほうが,病院のためになると判断したからです.特にベッドの回転率の向上には,能力を発揮してくれるだろうと思いました.
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