特集 看護職副院長の役割と業務の実際
[座談会]看護職専任副院長の役割と機能,そして実践―岐阜県羽島市・羽島市民病院の決断とサポート体制から考える
井部 俊子
1
,
吉田 三郎
2
,
天野 和雄
3
,
広瀬 チワ子
3,4
1聖路加看護大学、前聖路加国際病院・看護部
2羽島市市長
3羽島市民病院
4羽島市社会福祉協議会
pp.332-337
発行日 2003年5月10日
Published Date 2003/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100825
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井部 今日は,羽島市民病院の開設者として羽島市長の吉田三郎さん,病院経営者として院長の天野和雄さん,そして,ただ1人の副院長であり看護職の広瀬チワ子さんにいろいろとお話を伺いたいと思います。私が興味が惹かれたのは,こちらの病院では,副院長が看護職である広瀬さんお1人だけであり,自治体ながら専任で務めていらっしゃるということです。また,それを決断されたのは市長であると伺っております。まずは,そうした経緯からお話しいただきたいと思います。
吉田 羽島市長の吉田です。私が看護職にも副院長として経営に関わってもらいたいと考えたのは,病床をもっとうまく利用してもらいたいと考えたこと,職員の数に占める割合もありますが,患者と直接的な関係で重要な役割を担っているというのが大きな理由です。
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