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民間人材派遣,人材紹介会社からみた外国籍看護師・介護福祉士の受け入れ―経済連携,構造改革特区,労働開国へ
飯野 直子
1
,
加藤 丈明
1,2
1株式会社メディカルクリエイション
2株式会社ヒューマントラストホールディングス
pp.404-407
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100010
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日比 FTA・EPA と構造改革特区
日本・フィリピン両政府間で,FTA(Free Trade Agreement:自由貿易協定)交渉が行われ,大筋合意となったのが,平成16(2004)年11月29日である.一次産品,サービス,投資などの様々な分野で規制緩和が話し合われたが,特に日本社会にとってインパクトの多い話題は,少子・労働者不足,高齢社会の到来を背景にした,看護師・介護福祉士に関する「自然人(ヒト)の移動」ではないだろうか.
アジアの経済統合,つまり,ヨーロピアンユニオン(EU)や,北米自由貿易協定(NAFTA)を意識した,アジアンユニオン(AU)に向けてようやく日本が動き出した.その統合に向けての,FTA,EPA(経済連携協定),RTA(地域貿易協定)なのかはわからないが,日本と ASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳は,2012年までに関税撤廃などを完了させることで合意した.
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