ケースレポート【投稿】
脳卒中患者の転院待機日数の年次推移
今村 隆志
1
,
徳永 誠
2
,
渡邊 進
2
,
橋本 洋一郎
3
,
中西 亮二
2
,
山永 裕明
4
,
安藤 和子
5
,
加来 克幸
1
1熊本機能病院医療社会事業部
2熊本機能病院総合リハビリテーション部
3熊本市立熊本市民病院神経内科
4熊本機能病院併設介護老人保健施設清雅苑
5熊本機能病院看護管理局
pp.400-403
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100009
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要 旨
当院医師が脳卒中急性期病院から転院依頼の電話を受けてから転院するまでの待機日数を調べた.転院待機日数の年次推移は,1999年の平均7.3±4.9日から毎年短縮し2002年度には4.3±2.7日まで有意に減少したが,2003年度は5.7±3.6日に延長した.
転院待機日数の月による違い,月別の転院待機日数と病院全体の空床数との相関,転院待機日数の曜日による違い,曜日別の転院患者数と転院待機日数との相関,病院車の迎えの有無による転院待機日数には,いずれも有意差を認めなかった.
リハビリテーション病院は,脳卒中急性期病院との間で転院待機日数減少を含めた病病診連携強化が望まれた.
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