特集 派遣は人材確保に役立つか
人材派遣に関する病院経営者の考え方
石鍋 秀和
1
,
安藤 高朗
1
Hidekazu Ishinabe
1
,
Takao Andou
1
1医療法人社団永生会法人事務局
pp.976-979
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100931
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病院職員はすべて直接雇用,あっても清掃業務程度が委託といった時代が長く続いていた.しかし1986年に労働者派遣法(正式名称「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」,以下,「労働者派遣法」と明記)が施行され,その間二度にわたる大幅改正で,現在では派遣・外注・委託と採用形態が多様化した結果,病院の直接雇用が減り続けている.その影響で病院側も採用計画,雇用形態等の間口が広がり選択肢が多様化したことで,経営計画,要員計画に苦慮している施設が多いのではと考える.
本稿では病院経営の中での人材派遣を含めた採用計画に関し,今後の動向,問題点を述べてみたいと思う.
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