今日の話題
外国籍妊婦受け入れ状況とその対応について
榊原 咲弥子
1
,
若林 晶
1
S. Sakakibara
1
,
A. Wakabayashi
1
1東京都立広尾病院産婦人科
pp.1079-1084
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003117
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日本における在留外国人数は年々増加傾向にあり,東京都には2023年6月末時点で全国の19.5%,627,183人が在留している1)。当院は周囲に大使館が多く存在しており,以前から外国籍患者の受け入れを積極的に行っている。院内には外国人患者受け入れのための医療コーディネーター,英語・中国語通訳を配置し,2017年には外国人患者受入れ医療機関認証制度(Japan Medical Service Accreditation for International Patients;JMIP)の認証を受けた。そこで今回,当院で行っている外国籍妊婦への対応,受診数の変化について検証を行った。その結果,今後ますます増加することが予測される外国籍患者に対し,言語のみならず,食事や入院環境などそれぞれにきめ細やかに応じるために,既存の施設を有効活用しつつさらにどのような対応が可能か検討を重ね実施する必要があると考えられた。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.