連載 病院改革 患者さんの期待を超越せよ!・2
To Err Is Human:Building a Safer Health System ダナ・ファーバー癌研究所の事例から学ぶ(2)
浦島 充佳
1,2,3
1東京慈恵会医科大学臨床研究開発室
2東京慈恵会医科大学薬物治療学研究室
3東京慈恵会医科大学小児科学講座
pp.408-413
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100011
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DFCI 全体の取り組み
DFCI(ダナ・ファーバー癌研究所)は直ちに死亡した女性の家族に「抗がん剤過剰投与が原因であり,医療サイドに過失があった」ことを伝えました.彼女の夫は DFCI に勤務する研究者であったこともあり,隠せるものではありません.DFCI は直ちに内部調査を行い,何名かのスタッフは停職となりました.
しかし,彼女がボストン・グローブのヘルス・コラムニストであったこともあって,3月23日よりこの医療事故は連日のようにボストン・グローブの掲載され,公の知るところとなったのです.
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