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特集 整形外科
股関節の無腐性壊死の整形外科的治療とリハビリテーション
Orthopedic: Orthopedic Treatment and Rehabilitation in Idiopathic Necrosis of the Femoral Head
横田 清司
1
Kiyoshi YOKOTA
1
1福岡済生会総合病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Saiseikai Fukuoka General Hospital.
pp.427-432
発行日 1988年7月15日
Published Date 1988/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518104056
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Ⅰ.初めに
特発性大腿骨頭壊死は,その病名が示すごとく,原因不明の疾患であるが,最近の病態の研究により,ステロイド使用,アルコール既往,肝障害が発病因子として関連があることが解明されてきた.特に,ステロイド大量使用によるステロイド性大腿骨頭壊死が増加する傾向にあり,これらの症例は,原疾患との関連性,臨床的特徴から難治例が多く,他の非ステロイド性症例とは区別して考えられる傾向にある.
治療法も,原因が不明のため,予防処置,原因療法が無く,したがって,患者の病態を正確に把握して,その病期に即した適切なる治療法を選択すべきである.今回,私が行っている病期別治療方針,ならびに,そのリハビリテーションに関して,文献的考察を加えて報告する.
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