Japanese
English
臨床経験
上腕骨滑車無腐性壊死の1例
A case of aseptic necrosis of the humeral trochlea
安井 一夫
1
,
宮本 政義
1
,
小野田 太郎
1
,
井上 一
2
Kazuo YASUI
1
1宮本整形外科病院
2岡山大学医学部整形外科学教室
1Miyamoto Orthopedic Hospital, Okayama
pp.1035-1037
発行日 1979年10月25日
Published Date 1979/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906007
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いわゆる骨端核の無腐性壊死なる疾患は種々の骨端部に発生する.Osgood-Schlatter病,Perthes病,Köhler病,Kienböck病,Scheuermann病などはその代表的疾患であり特徴あるX線像を呈する.肘関節にもPanner病と呼ばれるこの範疇に属する疾患がある.これは上腕骨小頭部の無腐性壊死であり,本邦においても稀れであるが報告例がある.一方,上腕骨滑車骨端核の無腐性壊死はPanner病に比べて報告例は少なくごく稀れな疾患と思われる.我々は最近,上腕骨滑車無腐性壊死の1例を経験したので報告する.
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