Japanese
English
特集 理学療法・作業療法と隣接学際領域
建築計画学と理学療法・作業療法との接点
Point of Contact between Architecture Planning for the Handicapped and Physical and Occupational therapies
古賀 唯夫
1
Tadao KOGA
1
1九州藝術工科大学藝術工学部工業設計学科
1Department of Industrial Design, Kyushu Institute of Design.
pp.30-33
発行日 1988年1月15日
Published Date 1988/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103945
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.初めに
建築物は人間生活を行う場として造られた物であり,身体障害者に限らず一般健常者においても,古くから生活のための器であると言われている.
住宅はそこに生活する人間の生活行為のための必要空間と,そこで使用される生活機器・器具や住宅設備機器の占める空間から成り立つものであり,これらの諸要素が最適な状態に保たれ,それに安全性,快適性,保健性,衛生性,効率性などという条件が満たされることによって望ましい居住空間を得ることが可能となる.
建築計画学と理学療法・作業療法との接点として身体障害者の社会復帰後の住宅はどのような考えかたに基づいて計画しなければならないか,どのように住空間を構成すべきであるかということについて述べてみたい.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.