Japanese
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特集 脳卒中リハビリテーションの再検討
脳卒中の予後予測―歩行自立度を中心に
Early Prediction of Final Outcome in Stroke Rehabilitation
二木 立
1
Ryu NIKI
1
1日本福祉大学
1Japan University of Social Welfare.
pp.710-715
発行日 1987年11月15日
Published Date 1987/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103895
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Ⅰ.初めに
近年,一般病院での脳卒中の「早期リハビリテーション」の普及は目覚ましい.しかし,患者のある程度の「選択」が可能なリハビリテーション専門病院と異なり,一般病院には脳卒中患者が発症後無選択に入院してくる.また,専門病院に比べ,一般病院の入院期間には相当の制約があるのが普通である.そのため,一般病院で「早期リハビリテーション」を効果的・効率的に行うためには,個々の脳卒中患者の予後を科学的に予測することが不可欠である.
広く予後予測という場合、片麻痺をはじめとする機能障害の予後予測や,退院先・職業復帰を中心とする社会的不利の予後予測も含まれる.ここでは,紙数のつごう上,患者の歩行能力の予後予測に限定し,筆者の作成した「脳卒中患者の最終自立度予測基準」の紹介を行いたい.
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