インタビュー PT・OTの世界
教養と人格を備えたPT・OT育成を目指して
大塚 哲也
1
1京都大学医療技術短期大学部作業療法学科
pp.196-197
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103532
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<京大医療技術短大部でPT・OTの教育に従事しようと思われたキッカケは何ですか>
大塚 はなしが昔にさかのぼりますが,私が赴任した当時の厚生年金玉造整形外科病院は,その名のとおり整形外科単科だけの病院で,ベッド数は341床でした.患者数が多く,病室は満室で,廊下にあふれる状態でした.当時,初代院長の塩津徳政先生から「このような状態では困るから,なんとか早く社会復帰できるよう考えてみてほしい」と言われ,昭和34年10月1日から,高校や短大を出た人達を採用し,私なりに教育して“整形外科機能訓練”の名のもとに,今日のリハビリテーションの前身とでも言うようなものを始めたのが,そのキッカケになるわけです.
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