あんてな
第9回リハビリテーション交流セミナー
黒田 大治郎
1
1兵庫県身体障害者更生相談所
pp.198
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103533
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リハビリテーション交流セミナーは障害者をはじめ,リハビリテーションの実践にかかわるさまざまな分野の者が,その領域を越えて,interdisciplinary(学際的)に交流し,広く情報交換を行って,もってわが国のリハビリテーションの現状認識を高めるとともに,将来への展望,指針を得る機会を持ちたいとの趣旨で始められたものである.1977年東京において第1回が開催されて以来,福岡,神奈川での地方開催をあわせて,過去8回催されてきたが,いずれの開催においても,交流セミナーの意図するところは十分に生かされ,大きな成果をあげている.それだけに,第9回リハビリテーション交流セミナーを開催することになった兵庫県としては,これまでの実績に優るとも劣らぬものにしたいとの意気込みで取組んだといえる.
さて第9回リハビリテーション交流セミナーは,昭和60年11月7・8日の両日,神戸国際交流会館に,全国から600余人(PT・OT約50人を含む)の参加者を集めて開催されたが,参加者の中には,片麻痺や下肢障害者の他,電動車椅子の脳性麻痺者,盲導犬を伴った視覚障害者に加えて,日本障害者リハビリテーション協会の招きで,リハビリテーション研修のため日本に短期留学中のアジア各国の人達も含まれ,“交流セミナー”にふさわしい拡がりと雰囲気が展開された.
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