Japanese
English
特集 治療効果の判定
理学療法・作業療法の治療効果の判定をめぐって
How should the Effect of Physical Therapy and Occupational Therapy be Evaluated?
長尾 竜郎
1
Tatsuro NAGAO
1
1富山県高志リハビリテーション病院
1Toyama Prefectural Rehabilitation Hospital.
pp.150-154
発行日 1986年3月15日
Published Date 1986/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103521
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.治療効果判定の目的
治療者(個人,集団)は,学問的,倫理的,政治的,営利的はては売名的な意図さえも持って1),治療効果の判定の研究に取組む.
患者・障害者は個人的な意志決定のために,治療効果の知識を必要としているが,それをやむを得ず治療者側のデータに委ねているともいえる.今のところ,医療の世界には「消費者運動」はないが,ジャーナリズムが,そういう機能を一部,果しているのかも知れない.一例として,イリッチの批判2)をあげる.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.