特集 理学療法の効果判定
腰痛に対する理学療法効果と判定
荒木 秀明
1
Araki Hideaki
1
1天生堂医院リハビリテーション科
pp.871-878
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105939
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はじめに
社会に及ぼす影響の大きさにもかかわらず,腰痛には依然,不可解な部分が多い.過去からその問題に対して頻繁に取り上げられてはいるが,腰痛のマネージメントに関しては未だ議論に事欠かない.
本稿では,①4年間(1997~2000年)の腰痛に関する文献を回顧し,“Evidence-Based Physiotherapy”として簡単にまとめた.②多くの腰痛の原因のなかから仙腸関節性疼痛に着目し,仙腸関節性疼痛に対する理学検査手技を紹介した.③確定診断のgold standardである二重診断ブロックを用いて,理学検査の診断的妥当性について検討した.
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