Japanese
English
講座
摂食 3.反射および運動の発達
Eating Mechanism. 3. Oral Reflexes and Feeding Skills
森 秀子
1
Hideko MORI
1
1東京都立心身障害者福祉センター聴覚言語障害科
1Tokyo Metropolitan Rehabilitation Center for Physically and Mentally Handicapped.
pp.538-543
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103384
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
食事をすることが生命を維持する上で欠かせない重要な行動であることは誰しも認めることであるが,それと同等以上に見逃せないことは,食事が人間の発達の広範な側面を踏えた事象であることである.すなわち,生理的,心理的,文化・社会的,知性的等々の側面である.いくつかの文献に目を通しただけでも実に多様な取り上げ方をしているので焦点をしぼるのに迷いを生ずる.いずれの側面を取り上げるにしても発達的に相互関係的なものであるからである.発達とは非常にダイナミックなものであることを忘れないようにしたい.
今回はタイトルに示したように食事の生理的機能面での発達を取り上げ,乳児期から幼児早期に限って特徴を述べる.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.