あんてな
Rancho Los Amigos Hospital Pathokinesiology研究所の近況
生田 宗博
1
1金沢大学医療技術短期大学部
pp.486
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103366
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1983年10月から10ヵ月間,文部省長期在外研究員・OT,PT第1号として主にランチョ・ロス・アミゴス病院の病態運動学研究所とOT部門でFES(Functional Electrical Stimulation)とEMGに関する臨床研究3題を計画し実施して来た.
ランチョは大ロスアンゼルスの構成都市の1つDowney市にあり,高速道路が横切る240エーカー(約30万坪,100万m2)の敷地内に,2階建以上は数えるほどで平家建の多くの建物を持つ広大な病院で,南カリフォルニア大(USC)のPT・OT校も敷地内にある.病院は小児,脳損傷,脊損,呼吸器の4部門に大別され,それぞれにPT・OT等の訓練室がある.OT・PTの総数は助手,補助員等を含めおのおの約70名で,部長はUSCの臨床准教授,助教授でもある.臨床実習には全米から優秀な学生が常時来ており,中の特に秀れた人が就職している.ニューヨーク,フィラデルフィア等有名校の教材にランチョの治療基準が使われていたことからも,ランチョは現在なお有名である.
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