Japanese
English
展望
芸術療法の近況
Recent Status of Art Therapy.
徳田 良仁
1,2
,
五十嵐 衡
1,3
,
栗原 雅直
4
Y. Tokuda
1,2
,
H. Igarashi
1,3
,
M. Kurihara
4
1神経研究所
2日本医科大学精神医学教室
3晴和病院
4東京大学医学部精神医学教室
1Neuropsychiatric Research Institute
2Dept. of Neuropsychiat., Nippon Medical College
3Neuropsychiatric Research Institute & Seiwa Hospital
4Dept. of Neuropsychiat. School of Med. Tokyo Univ.
pp.167-180
発行日 1964年3月15日
Published Date 1964/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200679
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I.まえがき
精神医学の領域は,近時,まことに多岐にわたり,さらに境界領域を含めるときには,その広汎さに驚くばかりである。
さて古くから芸術は単に人生に対して,喜びや,装飾に有用であるばかりでなく,あるときには病に悩み,あるときには苦悩に苛まれたときの,よき鎮静剤としての役割をはたしてきたことは周知の事実である。
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