Japanese
English
研究と報告
大学病院における超早期療育についで
Very Early Treatment to Cerebral Motor Disturbed Infants at a University Medical Center
米沢 幸子
1
,
佐鹿 博信
1
,
大川 嗣雄
1
,
足立 徹也
1
,
松本 規男
2
Sachik YONEZAWA
1
1横浜市立大学医学部付属病院
2国立療養所東京病院
1Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Yokohama City University.
pp.473-478
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103361
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Ⅰ.はじめに
脳性麻痺児に対する早期療育については,1966年にKongが報告して以来,わが国でも関心が非常に高まった.さらに,1973年のBobathの来日と,1975年のVojtaの来日を契機として,早期療育と超早期療育が急速に普及した1).また,近年,早期療育と平行して新生児医療が大きく進歩し,脳性麻痺児の発生率は1.0前後まで低下し2,3)危険児の概念が定着した.
横浜市大学医学部病院においても,1972年より,リハビリテーション科にて発達クリニックを設け,早期療育から超早期療育へと発展させてきた.今回,この発達クリニックにおける超早期療育の概略を述べ,超早期療育の効果を分析した.また,大学病院における超早期療育のシステムについても検討した.
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