Japanese
English
隣接領域から
“職業更生相談員”についで
On the vocational rehabilitation counselor
小島 蓉子
1
Yoko KOJIMA
1
1日本女子大学文学部社会福祉学科
pp.49-53
発行日 1968年4月9日
Published Date 1968/4/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100101
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定義と専門職の成立
「職業更生相談員(ヴォケーショナル・リハビリテーション・カウンセラー)とは,障害者と,ともに働く職業相談員である」という定義は,1956年6月,ボストン大学で開催されたリハビリテーションのためのカウンセリングと,ソーシァルワーク合同協議会で承認されたものである。
第一次大戦以降より顕著に進展の跡を見せている医学的リハビリテーションは,何らかの指導と訓練とで補強すれば,働ける状態となる多くの障害者を社会に送り出した。リハビリテーション援護の完結は,医学的効果を職業生活へ直結させることにおいてこそ意味があるのだ,とされて医学の隣接領域にあって,職業更生対策と,その対策に障害者を結びつける専門職出現の必然性が用意されてきたのである。
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