プラクティカル・メモ
パソコンを用いた理学療法件数表の作成
荒木 茂
1
1石川県立中央病院
pp.263-267
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103313
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はじめに
最近,パーソナルコンピュータがブームとなり,理学療法の分野においても多く応用されるようになってきている.筆者もまだ十分パソコンを使いこなすまでには至っていないが,少しずつ理学療法部門でのパソコンの応用について試みている.パソコンの応用として一番とりくみやすいのが,理学療法部門での事務処理に関するものであろう.事務処理については,オフィスオートメーションが進み,市販のものでもかなり多くのソフトが出まわっているが,ビジネス用のソフトはいずれも高価であり,また,理学療法部門用として使っていくためには,多少の改造が必要となるであろう.病院では大型コンピュータが用いられているが,理学療法士のニードに合せて使っていくにはコンピュータの専門家の援助が必要であり,まだ規模の小さい理学療法部門では,パーソナルコンピュータを使っていくことが簡便であろう.最近,理学療法の施設規準に関する監査も年々厳しくなり,その資料作成等は,頭の痛い問題である.今回監査対策という訳ではないが,理学療法部門の年間の月別件数の表とグラフを作成し,次に年間の月別保険点数収入をグラフ化するプログラムを紹介する.
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