あんてな
チェア・スキースイス国際ミーティング
土嶋 政宏
1
,
秋田 裕
2
1神奈川県総合リハビリテーションセンター
2健保川崎中央病院
pp.262
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103312
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近年,冬期スポーツの代表ともいうべきスキーが,アウトリガーという補助具の普及や日本身体障害者スキー協会などの努力により多くの身体障害者に白銀を滑るという新天地が開拓されてきた.このような下肢切断者の人達がアウトリガーの使用によってスキー滑走を可能とできるのであれば坐ったままでも滑れるスキーを開発すれば車椅子生活の身体障害者も白銀の世界を楽しみ,身体障害者スポーツ,レクリエーションとして発展することができるはずである.
この理念に基づき“車椅子でもスキーはできる.思いきり白銀を滑ろう!”を合言葉に1976年から,こんな想いに駆られた仲間達が集まり,チェア・スキーの製作・試走・改良を繰り返しながら,4年後の1980年には,誰もが安心して滑れるチェア・スキーの完成へと至り,同年,より多くの身体障害者にスキーを楽しんでもらうために日本チェア・スキー協会(会長:伊佐幸弘)を結成した.
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