連載 ペリネータルパソコン入門・3
パソコンによる表の集計
山田 恒夫
1
1財団法人・医療情報システム開発センター研究開発部
pp.536-537
発行日 1987年6月25日
Published Date 1987/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611207163
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患者数やレセプト枚数の推移,学童検診の一覧表などの数値表を作成し,合計や平均の値を電卓で求めることは面倒な仕事である。これをパソコンによる集計表型簡易言語で実行すれば,基本的なデータを入力するだけで,指定したとおりの合計,平均などの演算が自動的に行なわれ,前述の一覧表などが容易に作成できるようになる。パソコン用集計表型簡易言語の元祖は"Visi-calc"で,Visi-Corp社からAPPLE II用として発表されたものである。当時は,パソコンをビジネスで活用するにはBASICで複雑なプログラムを組まなければならないと思われていたが,"Visi-calc"の登場により,表の集計や見積書の発行などが簡単に行なえるようになったことから,簡易言語は,エレクトロニック・スプレッドシードの概念とともに一躍有名になった。
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