資料
リハビリテーション工学における身障消費者の役割
原 鉄哉
2
Harvey Lauer
1
1Blind Rehabilitation Center, Veterans Administration Hospital, Hines, Illinois, USA.
2東北福祉大学
pp.111-116
発行日 1984年2月15日
Published Date 1984/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103034
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この論文は1981年度RESNA北米リハビリ工学会論文集(Proceedings of the Fourth Annual Conference on Rehabilitation Engineering,1981)の巻頭論文の訳文である.著者Harvey Lauer氏および上記工学会の許可を得,原鉄哉氏が訳された.
原氏は「私自身が下肢障害者用リフター,言語障害者用コミュニケーション機器を作ってみて,技術者が独走して作り上げたリハビリ機器が実用面において問題を起こす事実を感じている.今後よりよいリハビリ機器を実現していくためには,身障者・PT・OT・技術者相互による共同開発体制がなくてはならないと考える.その意味でユーザーとしての身障者側からこの問題を論じたLauer氏の論文を広く読者に紹介したいと思い訳した.」と述べておられる.
本誌ではこのような紹介は前例がないが,Lauer氏,原氏の指摘(障害者(ユーザー)のニースにあった,障害者参加による共同研究開発の必要性)はPT・OT諸氏にとってもないがしろにできぬ問題と考え,ここに掲載させていただいた.(編集室)
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