特集 食品の汚染とその対策
食品汚染からの消費者保護
猫西 一也
1,2
1財団法人日本万国博覧会協会会場部・衛生課
2大阪市万国博協力部
pp.328-333
発行日 1969年6月15日
Published Date 1969/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203890
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はじめに
厚生省の野津食品衛生課長は,最近の日本公衆衛生雑誌に食品衛生最近の問題点として,加工食品に対する規格基準の設定と標示の規制強化,営業者の守るべき事項の基準化と食品衛生管理者制度の整備充実,監視体制の整備,知識の普及がそれぞれ必要であることを述べている1).
西成保健所で昭和40年から3年間,食品衛生行政の改善を目的にいくつかの試みを行なったが,そのうち,衛生教育と自主衛生管理に関するものの実際例を紹介しながら,消費者を食品汚染から守るための方策を提言してみたい.
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