養成校紹介
医療法人聖十字会 西日本リハビリテーション学院
栃岡 佳樹
pp.702
発行日 1983年10月15日
Published Date 1983/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102948
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設立の目的と沿革
近年,交通事故や産業災害,脳卒中やリウマチなどの慢性疾患の増加,人口の高齢化などによる疾病構造の変化などで,心身に障害を持つ者が増加するにつれて,リハビリテーション医学の重要性は高まってきた.しかるに,その担い手であり,専門の医療技術者である理学療法士の数は極めて少なく,また,九州における養成校はわずかに一校という実状で,その養成は医療界において焦眉の急務となっていた.
このため,当医療法人聖十字会では,医療界のニーズに答え,リハビリテーション医学の発展に寄与することを目的として,高度の専門知識と技術を修得し,旺盛なる奉仕精神を持った理学療法士を育成するために,昭和56年4月1日に,九州の中心に位置する熊本市の長嶺町に西日本リハビリテーション学院を開校し,現在,三年生は臨床実習施設(九州をはじめ,中国・近畿・中部・関東地方にかけて51ヵ所ある)において実習中であり,来年(昭和59年)3月には,第一期生として卒業する予定となっている.
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