連載 キャンパス便り
—聖バルナバ助産婦学院—伝統の精神に支えられて
宮本 康子
pp.64
発行日 1973年12月25日
Published Date 1973/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204624
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100年をこえる伝統
明治6年,アメリカ聖公会から派遣された宣教医師ヘンリー・ランニングが大阪に診療所を開設して100年を迎え,すでに11万1,144名の新しい生命をこの世に送り出している伝統ある聖バルナバ病院。年間出生数4,200強という,私たちにとっては豊富な症例数と,産科外来,新生児室,小児科外来における徹底した保健指導でその名声を関西一円にとどろかせている聖バルナバ病院が,私たちの実習病院です。
大都会の一角のレンガ造りの建物と,その中に礼拝堂をもつ病院。その中で独立している聖バルナバ助産婦学院。歴史ある病院の中で,新しい学問と技術を身につけようと志をひとつにしている50名の学生。春秋二期入学制で,母子保健の向上をめざす先輩たちがすでに1,100名とびたっています。
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