本の紹介
「リウマチと生きる」―島田広子著
木村 信子
1
1東京大学医学部付属病院
pp.215
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102333
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著者は9歳からリウマチと共に歩き出し寛解,再燃を繰り返す中で,リウマチ友の会の前身を20年前に結成し会の育成とリウマチ啓蒙に取り組んでこられた.現在リウマチ友の会の理事長であり,本誌や「総合リハ」誌にも投稿されているので,著者のことを御存知の読者も多いことと思う.
この書はリウマチ友の会が20周年を迎えたのを機会に著者が今まで発表した文章を中心にまとめあげたものである.その内容は伊藤久次先生,一番ヶ瀬康子先生も書き記されているように,正に著者の「生きざま」が描きだされている.リウマチ患者さんの気持ちや願いを理解するための良書という以上に,一人の人間としての生き方に衝撃を覚える.
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