Japanese
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特集 リハビリテーション機器
Ⅱ.日常生活動作別にみた機器
起居・身の回り:リーチャー
Reacher
菊池 恵美子
1
Emiko KIKUCHI
1
1都立府中リハビリテーション専門学校
1Fuchu Institute of Rehabilitation School of Physical and Occupational Therapy.
pp.34-39
発行日 1981年1月15日
Published Date 1981/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518102297
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Ⅰ.はじめに
到達機能(リーチ)の障害を代償する自助具として,リーチャーの有用性は高い.各種自助具の中で,国産・輸入品を合わせ,6種16品目(佐藤らによる調査1))の市販品が出回っているのも,食事用品に次ぐ数である.しかし,果たして,それらが適切に選択・使用されているのであろうか.案外,作業療法士(以下OTと略す)または障害者自身による手製のものが,シンプルで実用的とされているのではなかろうか.その場合,それで総て問題が解決されているのだろうか,疑問が残る.
ここでは,リーチャーに関して,より実際的なハンドブックとなるよう,市販品の紹介,性能比較はもとより,全国数施設のOTにも情報の提供を依頼し,各種疾患とリーチャーの使用頻度,使用頻度の高い種類と型,材質,作成上の留意点,使用方法などに関して,寄せられたデータをもとに整理し,考察を加えた.
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